Training for Instrument Rating - 2nd Day, 2nd Stay

Ground School

Ka 教官から Basic Instrument Flying (Full Panel / Partial Panel) のレクチャー。内容は後述、重要ポイント参照。

等速直線飛行に入ったら、ADI の水平線を 0°に調整するとよいとのこと。調整により等速直線飛行が Pitch の絶対基準になるというのだが...Pitch は A/S と Power Setting により変わりうるため、それは基準となる A/S & Power Setting が身についてからにしようと思う。

今回は Medical Certificate 更新を仕損じたため、Flight Training はできないと思っていたが、Instrument Rating 訓練コースの前半はフード訓練のため、Medical Certificate 不要とのこと。では、と、明日から Flight してみることにする。

本日の重要ポイント (Basic Instrument Flying - Full Panel)

  • Constant Rate of Climb
    • 500 ft/min で上昇、速度指定なし
    • Exit 操作 (Pitch Down) は VSI 値 x 1/10 feet 手前から
    • 指定到達高度に達し、Cuise Speed に達してから Power Down
  • Constant Rate of Descent
    • - 500 ft/min で下降、Power は ① Cruise Setting のまま、② Idle、どちらもあり
    • Exit 操作 (Pitch Up & Power Up) は VSI 値 x 1/10 feet 手前から
  • Climbing / Descending Turn
    • Bank に入るまでは Standard Rate Turn ではないことに注意
    • Time Check を行う (Timed Turn で後述)
  • Steep Turn
    • Primary Instrument である ADI で Bank と Pitch をよく見る
    • Bank 20°から York を引き、Power を追加 *1
  • Constant Speed Climb
    • Full Throttle にして指定速度 (80 kt) を維持し、この飛行諸元が安定する Pitch を早めに見つける
    • 一方、Turn Coordinator のボールを見る (Left Turning Tendency 対策)
    • 指定到達高度の 50 (= VSI x 1/10) ft 前から Pitch Down 操作
    • Cuise Speed (95 kt) にしてから Power Down し、Trim をとる
  • Constant Speed Descnt
    • Carb Heat On & Power Idle にして指定速度 (80 kt) を維持し、この飛行諸元が安定する Pitch を早めに見つける
    • 指定到達高度の 50 (= VSI x 1/10) ft 前から Pitch Up 操作 & Power Up
  • Stall
    • 操作は Private 訓練のときと同じ
    • Power-On Stall では (特に Stall 直前に) ボールに注意
    • Spin に入った場合、Turn Coordinator を参照して Rudder で Recovery
  • Slow Flight
    • 操作は Private 訓練のときと同じ
  • Recovery from Unusual Attitude
    • ADI で Pitch & Bank を確認・修正する
    • その後 A/S を確認し、Power を調整する
  • Timed Turn
    • 所定の時間の 1/4 毎に HDG をチェック
    • 当面の Allowance は VSI ±150 ft/min、ALT ± 500 ft、HDG ± 15°、A/S ± 15 kt
    • PTS の Allowance は VSI 未指定、ALT ± 100 ft、HDG ± 10°、A/S ± 10 kt、Bank ± 5°

本日の重要ポイント (Basic Instrument Flying - Partial Panel)

  • Partial Panel も Full Panel と同じ Maneuver をすべて実施する
  • Partial Panel は ① Vacuum、② Pitot-Static System のどちらかが故障した「後」の状況を想定し、故障系統に依拠する信頼できない計器を隠して実施する
  • 故障する過程で計器が信頼できるか否かがわからない状態は訓練課程にない (がこの状態を正しく認識することは重要であるため、LuizMonteiro 等で事前シミュレーションしておく)
  • Vacuum 故障時
    • ADI, HDG が信頼できない
    • Bank → Turn Coordinator を参照する
    • Heading → Magnetic Compass を参照する
      • Magnetic Compass は Straight & No Accelaration の場合に正確
      • Magnetic Compass の針の動きは通常と逆になることに注意
  • Pitot-Static System 故障時
    • AS, ALT, VSI が信頼できない

本日の重要ポイント (手続上の Tips)

  • Instrument Rating 訓練コースでは TSA 登録が不要 (らしい)
  • Instrument Rating 訓練コース後半は CFII の Check Out/Endorsement が必要だが、前半は CFI の Check でよい (らしい)
  • Instrument Rating 訓練コース前半はフード訓練のため PIC 時間はつかない (ということは Medical Certificate 不要ということ)
  • ADF はいまや使わなくなったため、試験や訓練の範囲から (実質) 外れる

*1:Bank 20°から高度が下がってくるため、これを閾値に Turn が Normal か Steep かを強く意識する。