Training for Instrument Rating - 3rd Day, 2nd Stay

Basic Instrument Flying

Wind 270 at 11。同乗は Ka 教官。N98884 で 0.8 H、1 Landing。

Ka 教官とは顔なじみだが初めての同乗訓練。そして初めての機体 N98884。季節外れの台風2つが Guam の北にあるため、ここ2週間ほどずっと南風が続いており RW24 in use。

今回は家族旅行ついでの訓練になり、心構えを含めて事前準備ゼロだったため、Briefing や Preflight であたふたする。ATIS が 119.00 であることをすっかり忘れていることに加え、初めての機体ということもあり、Radio 周波数設定の操作がうまくできなかったりする。Contact Ramp 121.60。N98884 は 8 が並ぶのでコールしにくい。。。

Outside of E まで Taxi。Guam では初めて目にする SAAB 340 が前を通り過ぎるのを見送って Engine Run Up。Contact Ground 121.90。Procedure、Radio Communication は身体が憶えており、2年のブランクにも関わらずそれなりにうまく進む。

Taxi to RW24L via E and Hold Short of RW24L。聞きなれたプロペラ音の SAAB 340 が RW24L から Take Off するのを見送って、Contact Tower 121.90。Proceed to RW24L かと思いきや、Cross RW24L, Taxi to RW24R, Hold short of RW24R at E。想定と違って少し焦る。RW24R を Taxiway として使ったことはあるものの、そういえば Guam での Runway Close-Parallel 同時運用は初体験。Parallel 運用は Radio Communiation がやや Busy であることと Runway の聞き分けが必要になるため (Single Runway 運用でも先入観なくしっかり聞きわけなければならないが)、難易度が少々高いかもしれない。

再度の Tower Contact で RW24R cleared to take off, Left turn approved to practice area A となって Take Off。Left Turn Tendency にも負けず、70kts を保ってきれいに 800ft まで上昇し Left Turn。Tower Control Area から離脱し Freq. Change。フードをかぶって Basic Instrument Flying (Full Panel) 訓練に入る。

  1. Straight Level Flight @ 90 kts
    • 特段の問題はないが、Instrument Flying を初めてすぐは安定をとるまでに時間がかかる
  2. Straight Level Flight @ Various Speed
    • Pitch と Power Setting を把握していないせいか速度変換も慣れるまでに時間がかかる
  3. Straight Level Flight with Congfiguration Change - Flap Extend & Slow Flight
    • Flap Extend で持ち上がる機首を押さえる、Left Turning Tendency を意識する等、Configuratiion Change の操作自体は問題ないが、Flap 10 移行時の制限 below 110 kts をうっかり見落とした*1ことを教官に指摘される
  4. Turn
    • Private License 訓練時と全く変わらない Maneuver であるため、特に問題なし*2
  5. Constant Speed Climb @ 80 kts
    • なんなくこなすものの、上昇時 = Full Power にするという意識が少し弱い
  6. Constant Speed Descent @ 80 kts
    • 下降時 = 1,600 rpm にするという意識がかなり弱く、適当に設定してしまう
    • Power をどこまで絞るのか明確に意識しないと、Carb Heat 操作も誤る可能性があるのが反省点
  7. Recovery from Unusual Attitude
    • Private License 訓練時の T 教官よりも柔らかい設定で、なんなくこなす
    • 体感と日の当たり具合、それに下を向いていても見えてしまう教官の Trim 操作で、姿勢がなんとなくわかってしまうのはご愛嬌
  8. Steep Turn
    • まず左へ Make 360、ADI の Pitch 維持を意識することで高度は安定、Bank も 45°を維持、Roll Out もうまくいく
    • 次に右へ Make 360、Bank・Roll Out はうまくいくものの、ADI から目を離してしまった後半は高度がぶれる
    • 意識していなかったが、Rudder もうまく踏めていると教官よりフィードバック

フードを外し、ATIS をとって Guam Center Contact。over Talofofo, approaching Pago Bay であるが over Pago Bay と報告してしまう。Radio 接続が途切れていると教官に指摘されるが、N98884 左席の Radio Intercomm Switch はカバーが外れてしまってボタンが尖っており、指で押し込めない。そのことを言い訳にその後の Radio Comm を教官に代わってもらう。

Left Downwind of RW24L に入り、Barrigada の丘を回って RW24L approach。難しいと言われる RW24L だが、初めてではないため PLASI を参照しながら高度調節し、Center Align しつつ Smooth Landing & Exit via E。2 年ぶり(実質 4 年ぶり)の実機訓練ながら実に美しい Landing。身体が憶えたか。

本日の重要ポイント

  • 傾向を早めに掴み、早めかつ細目に修正
  • 通常の Turn は Bank 20°まで、それ以上にすると高度低下し修正が難しくなる
  • 上昇・下降から水平飛行への Transion は VSI の数値 x 1/10 (= 通常は 50) ft 前から開始
  • 上昇・下降・速度変換等で姿勢変更した場合は、早めに正しい Pitch を掴む
  • Steep Turn は 20°を超えるころから Pitch Up & Power Add、Pitch Keep のために ADI を Primary、ALT・VSI と HDG を Secondary にスキャン

*1:通常の Flight で 110 kts に達することはあまりなかったが、Instrument Flying でさまざまな飛び方をしているため 110 kts を超えることもある。基本に忠実に操作すべき。

*2:逆に言うと、他の Maneuver は Procedure をただ漫然とやっていても Private License 訓練としては許されたということであり、飛行諸元により傾注する必要があるということ。