Full / Partial Panel Instrument Flying (Lesson 5)
Wind 110 at 8。N9853L で K 教官と 0.9 H の Flight、1 Landing。
RWY 6L にまで流される前日の酷い Take Off の轍を踏まないにはどうしたらよいか考えた。水平線の 1 点を目標点にして Right Rudder を踏みながら Climb するとこれまで教わってきたが、無理があるだろうと思い至った。Vx はおろか Vy でも Climb 中は乗り出さないと水平線が見えないし、Right Rudder を踏んで T/C の Ball を Neutral にしても風があれば流される。となれば答えは 1 つ、Take Off Climb でも WCA をとることだ、と、事前に WCA を計算しておく。これを計算しておけば、Take Off だけではなく Downwind、Base でも役立ち*1 Approach での Overshoot も防げる!
Hold Short of RWY 6R at E で Taxi K の United B737 より先に Take Off Clearance をもらおうとするがそうはいかず、RWY 6L を出た彼の機の後を追って、RWY 6R Cleared to Take Off, Right Turn Approved, Caution Wake Turbulence となる。Rolling せず Throttle をゆっくり上げきってから Brakes Release して Normal Take Off Procedure を基本に忠実にこなす。浮いてからは WCA をとる。700 ft で Right Turn するとすぐに Hood を被る。
Take Off Climbing から Full Panel の Turning Constant Rate Climb。Level Off して Cruise Check をしたら、Compass Timed Turn。これは Turn Coordinator が故障した時に生きるとのこと。
続いて Partial Panel の Constant Rate Climb / Descent、Compass Timed Turn。そして Recovery from Unusual Attitude。これまで Recovery from Unusual Attitude はATI の水色 (空) や茶色 (陸) を頼りにしていたため、Partial Panel でこれをやることに恐怖心を抱いていたが、大して難しくもなく落ち着いてこなす。
Full / Partial Panel の Allowance は ALT ± 200 ft、A/S ± 15 kt、HDG ± 15°、VSI ± 150 ft/min ということで、HDG が難しいかなと思っていたが、頻度よく Scan していればさして難しくはなく、もっとも難しいのは敏感な VSI。簡単に 300 ft/min くらい超えてしまう。たた、教官によると、今日は Full / Partial 共によくできている、Gust などで VSI が揺らぐのは問題ない、安定した Climb / Descent Rate がだせていることを見る、とのこと。
Inbound from 1 NM south of Pago Bay, RWY 6R Cleared to Land で、WCA と減速を強く意識して Approach。Oveshoot せず、Center Align のまま Touch Down Markings 〓 の真ん中 (75 ft 地点) にドンピシャで Landing! これまでの雪辱を果たす。