木6 債券インベストメント (四塚利樹先生)
今週のテーマは、割引ファクターとスポットレート。
ファイナンスの基本。Stated Rate と Market Rate の区別がつかない一年生の質問が初々しい。
木7 インベストメント・トピックス (竹原均先生)
今週のテーマは、Consensus Expected Returns。
私が Secondary Market を苦手とする理由は基本理論から乖離した応用・実践だからである。そんな分野に理論などないと思っていたが、CAPM から Jensen's α、ε へ誘導する解説で、アノマリーはアノマリーで厳密に捕捉する理論・意義があるということがようやく理解できた。クラスの大半を占めるファンドマネージャーには常識なのだろうが、実践派ではない私はこの早口の解説を、聞き、理解し、感動しながら、漏らさずノートをとるというステップを踏むので負荷がきわめて高い。後半に入り「ここからは数学です、ごめんなさい」と CAPM の証明が展開されたが、私には休息。眺めるだけで済む数式は言葉を尽くすよりはるかに雄弁に語る。
土2 バリュエーションとマーケット (岩城秀裕先生)
今週のテーマは、バリュエーションのフレームワーク。
財務諸表から (会計) 指標を作成する手順の解説。まあ私にとっては基礎の確認といったところだと思っていたが、実は得るものが多い。ファイナンスで使用される指標には定義が複数存在するものがあり、参考書によって異なるのでそこには踏み込まずにいたのだが、複数存在する理由が示されたからだ。やはり物事は体系的に会得すべきである。私がファイナンスよりもアカウンティングを好む理由のひとつはこの混乱を招く複数定義の存在にあったのだが、もしかしたら本日の講義が転換点になるかもしれない。
土3 会社法A (川島いづみ先生)
今週のテーマは、株式会社の機関構造。
株式会社の機関構造規定の解説。当然、監査制度にも言及。商法 (会社編) と監査制度の変遷が戦前から時系列で解説され、おぼろげな理解が明確に。日本の機関構造や監査制度は米国からの輸入一辺倒だと思っていたが、逆に米国が日本を参考にしたこともあると判明。会計制度は、理論と実践、簿価と時価、統制と機動、の間を行きつ戻りつしながら成熟してゆく環境と歴史の産物。
土5 パーソナル・ファイナンス (池田先生, 川口先生, 四塚先生, 米澤先生)
未開講。