月6 証券取引法 (岸田雅雄先生)
最終講。今週のテーマは、市場監視機能。
水6 インベストメント・バンキング (村山正和先生ほか)
今週のテーマは、不良債権問題と中小企業の事業再生。
水7 国際取引課税 (渡辺裕泰先生)
今週のテーマは、国際租税回避の行為否認。
米国連邦税法 IRC 465 At-Risk Rule, IRC 469 Passive Loss Limitation などはなじみのある概念。
金6 証券化 (川口有一郎先生ほか)
今週のテーマは、証券化商品のプライシングと天候デリバティブ。
ブラックショールズ式は、実務家の出版したわずか数ドルの本*1が元ネタらしい。既に知られていることを定量分析するだけでノーベル賞に手が届く。理系から見れば信じられないくらい、経済学は分析がなされていないネタが転がっている世界*2。
森平先生はべらんめい調で物事の本質を語るので非常におもしろい。「本質はどうでもよいと考え、人を欺く術を学ぶのがマーケティング。人を欺く機会 (= 裁定機会) などないと考え、本質を学ぶのがファイナンス」というマーケティング専攻MBAとファイナンス専攻MBAの思考方法の違いにはまったく同感*3。私はもう少し品良く「マーケティングは芸術、ファイナンスは科学」と言っているが。まあ、どちらにしても資本主義ゲームにおいては「消費させた者が勝ち」というのがゴール。
金7 ミクロ経済学 (蟻川靖浩先生)
今週のテーマは、コミットメントと不完備契約。
土3 ファイナンスの基礎 (野口悠紀雄先生)
最終講。今週のテーマは、MM理論の第1・2命題とリアルオプション。
リアルオプションの観点は、企業価値最大化を狙うERP導入コンサルとしては重要。顧客提案のフェーズでは厳しく投資効果を求められることあり。とはいえERP投資で企業経営がどうなるかは、自ら導入コンサルした顧客であっても情報不完備で効果測定などできず。いや、顧客自身でも難しいだろう。それは個々のシステム投資の問題ではなく、各事業の業績評価を行っているかという土壌の問題。
ファイナンス理論は金融に限らず事業会社でも応用の可能性は高い。鉛筆を舐めながら行われていると思われる事業戦略策定も、本来は、回帰分析を用い、リアルオプション算定のようなことをすべきであろう。
土4 エクイティ・インベストメント (米澤康博先生)
今週のテーマは、アクティブ・ポートフォリオ運用理論。
[不定期聴講] 監査論A (勝島敏明先生)
仕事につき欠席。