月6 税務会計A (勝島敏明先生)
祝日につき休講。
月7 戦略的思考とコミュニケーション (川本裕子先生)
祝日につき休講。
水6 国際会計トピックス (高橋健一先生)
今週のテーマは、Form F-1, Regulation S-X, Form 20-F。
Form F-1 では公開会社・SEC・株主の関係について、Regulation S-X では Pro Forma Financial Information について、Form 20-F ではセグメント情報欠落による限定適正意見 Qualified Opinion について言及。いずれも USCPA 試験科目 Audit の範囲だが、実務における処理・手続という観点からの解説で理解が深まる。というかここで初めて意味を理解した項目もある。
水7 応用コーポレート・ファイナンス (新井富雄先生)
今週のテーマは、投資案件評価の実例、過大/過小投資プリンシパル・エージェンシー問題、フリーキャッシュフロー・バリュエーション。
経営危機においては、「投機的な投資が行われがちである」という過大投資問題と「事業投資よりも配当捻出が行われがちである」という過小投資問題。学生への質問で、前者は銀行出身者から「経営者の個人保証」、後者は証券会社社員から「財務制限条項」というインプリケーションを引き出す。この示唆に富む内容から「倒産の危機にあるときに増資を行うには債権放棄 (≠ 再建放棄) が必須」であろうと理解する。
10/26 締切の課題が出る。
金7 事業再生 (田作朋雄先生)
今週のテーマは、不良債権問題概論。
不良債権が景気悪化を導くのか景気悪化が不良債権を生むのか、一般物価デフレと資産デフレ、循環要因と構造問題、モノづくりの本質、倫理と制度構造、バブル型不良債権と不況型不良債権、金利とインフレなど。
事業再生には、マクロ経済を理解し、ミクロ経済のメカニズム・デザイン(=インセンティブ設計)を考慮する、経済全体を俯瞰する視座が必要だとのこと。事業再生を手がけるということは、個別問題への対応と思っていたが、まさしく「経世済民」なのだと感じる。「人々の行動原理は合理性である」ということにはまったく同意 *1 。
田作先生の講義では90分の間にトピックが10コくらい次々と取り上げられる。いずれも1つ2つエッセイが書けそうなくらい深いテーマ。
土3 アセット・プライシング (池田昌幸先生)
休講。