今週の授業について (11/14 〜 11/19)

月6 税務会計A (勝島敏明先生)

今週のテーマは、相続税と消費税。

月7 戦略的思考とコミュニケーション (川本裕子先生)

今週のテーマは、分析とは。

水6 国際会計トピックス (高橋健一先生)

今週のテーマは、日本における外国会社の開示制度。

会計基準・監査基準の日米間差異について言及があり、Retroactive Restatement や Cumulative Effect が復習できた。以前仕事をしていて、日本基準の損益計算書作成に疑問を感じたことがあったのでいい復習だ。Restatement に対する Audit Report は、CPA 試験の Audit でしつこく問われる論点なのに、日本基準では無策である。US GAAP による開示をしている欧州企業として挙げられた例が、いま仕事が佳境のクライアント...ついこの間ファイナンスの相談をもちかけられて US GAAP だと調べたところ。

再来週締切の課題がでる。

水7 応用コーポレート・ファイナンス (新井富雄先生)

今週のテーマは、M&Aインサイト*1

M&Aに限らず、成功の必要条件と十分条件は違うということだ。ファイナンスや会計はバリュエーションという形でかなりの必要十分性を与えるが、定性面にフォーカスするその他の経営論分野はどこまでいっても必要性しかスコープに入れていないと改めて思う。それが Science と Liberal Art / Philosophy の違い。

金6 ミクロ経済学の基礎 (蟻川靖浩先生)

今週のテーマは、費用曲線。

仕事で一時間強の大遅刻。来週締切の課題が出る。

金7 事業再生 (田作朋雄先生)

今週のテーマは、事業戦略論。

各論に入るといいながら、結局今回も社会学総論をかなり交えた講義。私にとってはおもしろい社会学の講義ではあるが。

今回のテーマは戦略論 (の歴史)。戦略 (マーケティングもその一部) は社会人になったころにおもしろがっていたが、定性面が強くて飽きてしまった。根拠に基づく論理展開が可能な技術論でさえ、ゴリ押しされたり、意思決定基準 Decision Criteria に嗜好を持ち込まれたら、不毛な水掛け論に簡単に堕ちる *2 ということを幾度となく経験してきた私には、戦略論が真に説得力のある意思決定ツールになるとはどうしても思えない *3 。その辺が最近「戦略論はもう古い」といわれる一因か。

土3 アセット・プライシング (池田昌幸先生)

今週のテーマは、課題解説、安全資産と危険資産の最適化ポートフォリオ

CAPM 理論と実証研究との擦り合わせ。安全資産のロング・ショートを含めた最適化ポートフォリオ

土5 ベンチャーキャピタル・マネジメント (秦信行先生)

休講。

*1:最近この単語あちこちでよく聞く ...

*2:AがBより優れると論証しても、理由にならない言いがかりをAにつけたり、Bがいいと決めつけられれば、もうそれは議論でも意思決定でもない。

*3:戦略論・マーケティング論 << ファイナンス < 法務・税務・会計 の順に Persuasive であり Enforceable である。