Private Pilot License Training - 23rd Day, 6th Stay

Lesson 21

同乗は T 教官。N9551L で 3.2 H の Flight、3 Landings。

今日は Saipan, Rota への Cross Country。ホテルで事前に Nav Log を作成する。Wind Forecast を更新するが、なかなか当日午前の予報にならないため、とりあえず前日夜のデータで作成したものの、直前の更新でもほとんど変わらなかったため、修正はなし。今回は少し時間をかけたいため、Throttle を低めに、高度を往路 7,500 ft、復路 6,500 ft と高めに 設定することで A/S が低くなるようにした。そして Flight Plan を File。

今回も慌ただしくスタート。Runway の運用は昨日と同じ、Taxi to 6R via E, Hold Short of 6R at E, Cross 6R at E, Back-taxi 6L, Hold Short of 6R at D。Take-Off して Left Turn。Two Lovers を経由し、海岸線沿いに Ritidian Point へ向かう。往路の高度を 7,500 ft に設定したのは、結果的に大正解で、高度 2,000 〜 6,000 ft は雲に覆われていた。

GPS の使用法もマスター。GPS は直近の通過点を記録することにより算出しているであろう GPS の Track Heading は原理上どうしても 5 〜 6 秒ほど遅行する。その点も勘案して適切に Intercept や Track Trace ができるようになる。通過ポイントではきちんと計時し、記録する。

適切に Heading をとっているにも関わらず、突然、教官が左に Bank しろと言う。何かと思えば、Right Wing を上げて、Rota の写真を撮るのだった。

Saipan に近づくと、Guam Center から 7 時方向に他機がいると言われ、それが 9 時方向になり、11 時方向になる。United の ATR に追い越されたようだ。ATR を Follow して Saipan Airport に Approach する。Saipan Airport の周辺は雲が多く、Mid Channel が雲間の回廊となっている。

また、Airport は Heavy Rain が停滞しているとのことで、Throttle 出力を高めにし、しばらく Flap も少なめに Approach する。やや左に Heavy Rain を見ながら、WCA を右にとる。Saipan Tower から「Touch & Go の後は Tinian 方向に戻るのか?」と聞かれ、そうだと答えると、Right Turn かと思いきや、Left Turn Approved となる。Left Turn すると停滞する Heavy Rain を回り込んだ形となり Tower が見えなくなり、機位を聞かれる。教官に教わってここで初めて知ったのだが、GPS には設定ポイント (この場合は PGSN - Saipan Airport) からの直線距離が NM で示されているため、これを方角と組み合わせて Report すればよいのだった。いままで、目測して考えて Report していた。Pilot としての能力を磨くなら、目測 (昔ながらの地文航法) は悪くないだろうが、GPS はこの点でも便利。

近くに Departing Traffic がいるため、Saipan Tower も互いの機位を気にかけていた。Mid Channel が雲間の回廊なので、ここを通るが、Final と交差するため、こちらも心配。雲間を進むのは気持ちいいが、いつ雲から他機が飛び出してくるかと思うとかなり怖い。

Tinian を通過し、6,500ft に上がって Cruise。GPS で綺麗にコース取りしているにも関わらず、教官が 20 度くらい右だと言って Heading を変える。2 分ほどして「間違った、さっきのが正しかった」と元に戻す。

今回は Uncontrolled Airport の Rota にも寄る。Radio Communication はその場で習ってその場で実践。"Rota Traffic, Cessna N9551L, 10 miles north of Rota Airport, Inbound for touch & go, Rota Traffic" と適時、機位と意図を宣言する。最初と最後を "Rota Traffic" で挟むらしい*1。モデルもわかってもらえるように "N9551L" の前に今回は自主的に "Cessna" を付加した。Uncontrolled なのだが、モニターしているおばちゃんが返答してくれるため、つい、"Request touch & go" と言ってしまい、教官からダメ出しを受ける。しかし、後続機もおばちゃんに話しかけて...無視されていた。Final でもう一度宣言し、Runway 9 を Touch & Go。その直前、後続機から "Touch & go or stop & go ?" と聞かれ、"Touch & go" だと応える。

Rota から Guam までは 4,500 ft で Cruise。同高度に雲を見ながら、雲間を抜けて進む。Guam のそばは雲底 2,000 ft くらいなので、1,500 ft に Descend してくぐる。

Flight Plan の正確性、コース取り、修正、記録、Radio Channel の事前設定、降下点決定等、Flight の組み立ては申し分ないと教官にお褒めいただく。

ただし、最後がよろしくなかった。Guam Airport で後続の他機が Touchdown しようとしていたため、早く Runway Out しなければならないという状況下。教官に「いつもよりずっと先に Touchdown するように」と言われるものの Touchdown Point がそれほど先にならず、急いで Taxiway E から Runway Out しようと Throttle を吹かすと、今度は Tower から "Turn Left at D, Taxiing 6L, Hold short of RW 6R at E" と言われる。これも早く Runway Out しろとの指示なのだが、焦っていたため "Turn Left at D" の "Left" がわからず、「Taxiway D (South of RW 6R) は Close でしょ〜? Turn Right at D はできないのでは...あれ、どういうことだ?」とぼんやり考えながら、すでに行動に移しかけていた "Turn Right at E" とうっかり口走ってしまった...そうしたら、Tower と教官から「違う!」とツッコミを受け...わかってないという印象を与えてしまった...落ち着いていたら、理解できるレベルのコミュニケーションだったのだが、残念!

しかも、Flight Plan の Close をうっかり忘れてかけた。一連の手順としてまだ身体に馴染んでいないことを思い知る。

*1:Uncontrolled Airport なのだが、まれに Rota Radio のおばちゃんが Contact してくる。