Private Pilot License Training - 14th Day, 6th Stay

Lesson 15 (2nd)

Wind 310 at 10。N9853L で 1.3 H の Solo Flight、2 Landings。

Guam Airport の西側に低く厚く黒い雲がある。こんな中飛び立って本当に帰ってこれるのかと思いつつ、教官が行けと言ったのだから心配ないだろうと思い、RW 6R から Short-Field Take Off で飛び立ち、Right Turn。Pago Bay に入ってくる Inbound Traffic があるとの Tower からの連絡にもきちんと対応。これまで明確に教わってなかったため前回はわからなかった管制塔管制圏からの離脱 "Leaving Control Zone", "Frequency Change Approved" もきちんとこなす。

Practice Area B に向かう間に雲は南東側にどんどん広がってきたようで、今すぐ帰るか、しばらく帰れなくなることを覚悟で南に向かうか悩み、Radio で他機の様子や ATIS をうかがいながら、後者を選ぶ。

Practice Area では、Slow Flight, Power-Off/On Stall, 左右の Steep Turn をし、左右の Forward Slip をやってみて高度を落とす。その後 Turn Around a Point をやって時間を稼ぐが、雲の様子が気になり、Maneuver に集中できない。もう一度 3,500 ft まで上昇し、することがないので、Slow Flight などやってみる。

ふと気づくと広がった雲が自機のすぐそばにせまっている。南海に押し出されて Lost Position しそうな気がしたので、高度を下げ、Airport の方を見てみると、意外に雲が白く薄い。どうやら、黒雲は広がったのではなく、流されてきたようだ。

そこで、高度を 1,500 ft に下げ、黒雲をくぐり、やや気流が悪い中 Pago Bay の方へ向かう。すぐ、正面に白い雲があるので、今度は高度を 2,500 ft に上げて超える。Pago Bay に来て Airport を見渡すと、Landing できなくはないが、Runway Light が灯り、Traffic Pattern の辺りが白い雲にやや覆われている。

Touch & Go できそうではあるなと思い、Touch & Go Clearance を得る。Normal Landing & Soft-Field Take-Off をしたところで、Tower からの "Right or left downwind approved" に「Left の方がよさげだろう」とあまり深く考えずに Left Downwind をリクエストし、Left Base Turn。ところが、1,300 ft に達すると Left Downwind は白く暑い雲で覆われていてまったく見えない! 雲が眼前にせまり、このままでは突っ込んでしまう、とあわてて 2,500 ft まで上昇し、Tower に Proceed to Two Lover をリクエストする。Two Lovers で今度は "Request RIGHT downwind due to cloud" とリクエスト。他機がいないのであっさり通り、助かる。Left Traffic からでは Airport が見えない。Ground Reference が一部隠れているだけで、よく知っているはずのところが Lost Position かと思うほどわからない。Upwind のコースをまたがるころにようやく Airport を視認できる。

Descent を始めるが、Right Downwind まで来てもまだまだ高い。Right Downwind も通常の Base Turn Point より先は雲がある。こんな状況では Touch & Go の練習はやめておいた方がよいと Full Stop をリクエスト。雲にかからぬよう、Short Approach で RW 6R へ向かう。高いうえに Short Approach なので、Throttle を絞ってもなかなか Glide Path に乗らないが「まあ、こんなときは美しさより安全だ」と割り切って進む。しかし、最後にはまあまあの Landing。

雲の怖ろしさを知った Flight だった。

Lesson 17-19

Wind Calm。同乗は T 教官。N9853L で 1.8 H の Flight、2 Landings。

今日の訓練科目は Introduction for Instrument Flying, Unusual Attitude, VOR Navigation。RW 6R から Take Off し、Practice Area B へ。

Hood を付けて、Instrument Flying の訓練。まあまあできるのだが、指摘点はゆっくり滑らかに操作すること。Bank は 20°まで。Climb 時の Pitch はせわしなく動かさず、A/S 70 - 80 kts を安定的に出すにように維持すること。訓練で高度を変化させるため、最大 8,500 ft まで上がる。Hood を付けているので景色は見えないが、8,500 ft はさすがに高く、耳で気圧を、肌で涼しさを感じる。

その後、Unusual Attitude。膝上に本を置いておき、それを見ていろと指示される。その間に教官が操作して、Nose Down か Nose Up の Unusual Attitude を作り出す。肩をたたかれたら、Recovery Operation を開始。Nose Down の場合は 1) Throttle Idle → 2) Level Wing → 3) Nose Up と操作する。Nose Up の場合は 1) Throttle Full → 2) Nose Down → 3) Level Wing と操作する。Nose Down/Up で York 操作の順番が異なるのは、おそらく、Nose Down の場合は、機体側面方向に落ちる中で機首上げ操作をしても正面方向からの A/S 成分が得られないために揚力が小さく、また得られたとしてもその揚力は Steep Turn のように水平面での旋回をもたらすだけであり、結果として機体側面方向に落ちて高度を失ってしまうために Level Wing が先、Nose Up の場合は、Stall に近づきつつある中での Aileron 操作で Spin に入るのを防ぐために Nose Down が先なのであろう。7 〜 8 回の Recovery Operation をやる。教官が茶目っ気を出して、Recovery の必要がない Neutral Position もあった! 1, 2 度ほど Pitch 修正の方向を間違えたのだが、覚え方は Throttle と同じ方向に York を引く/押す。また、Throttle Idle にするときに Carb Heat を引いたら、「(緊急操作なので Throttle が大事であり) それは後でよい」と言われる。

そして、VOR Navigation。VOR の操作は 1) Tune → 2) Identify → 3) Twist in the desired course となる。Tune は周波数を 115.80 (Guam NIMITZ VOR) に合わせ、NAV1 ボタンを押す、Identify は小さなツマミを引き、モールス音を聞く、3) は VOR Indicator の針が中心に来るように方向盤を回す。何度かセットし、ぐるぐる回ってから VOR を目指す、という手順を試す。

今回の宿泊先 Leo Palace で Inbound for Touch & Go をリクエスト。Hold がかかったため、Leo Palace の上空で 2 周ほど廻ってから RW 6R を目指す。Throttle Idle にしてもまだ教官が「かなり高いよ〜」と言うため、無言で Forward Slip に入れると、ちょっと教えたことをきちんと実践に移したことが嬉しかったのか "It works, it works" と喜ぶ。

RW 6R を Touch & Go して Right Downwind へ。Full Stop をリクエストしようとしたら、Touch & Go Clearance が出てしまったので、それを修正して Full Stop リクエスト。なのに、Final に入ったら、教官が練習目的で "Go Around" と叫ぶので、すぐに Go Around Procedure を実行。Left Downwind を廻って Soft-Field Landing。Wind Calm と言いながら、やや左寄りの風を感じ、Wing Low で Touch Down。

本日の重要ポイント

  • Nose Down Recovery : 1) Throttle Idle → 2) Level Wing → 3) Nose Up
  • Nose Up Recovery : 1) Throttle Full → 2) Nose Down → 3) Level Wing
  • Nose Down/Up Recovery で Throttle と York は同じ方向に引く/押す
  • VOR Navigation : 1) Tune → 2) Identify → 3) Twist in the desired course