Training for Instrument Rating - 4th Day, 3rd Stay

Full / Partial Panel Instrument Flying (Lesson 4)

Wind 140 at 8。N9853L で K 教官と 1.4 H の Flight、1 Landing。

今日も Private Pilot 訓練生を後ろに乗せての訓練だったが、心が浮ついているのか、Agana Ground 121.90 を呼び出しているつもりで "Agana Ramp" と呼びかけてしまう失態をいきなり犯す。昨日までの失敗は繰り返すまいと RWY 6R Climbing Upwind で Crabbing するも、やや流され RWY 6L に近づいてしまう。

Right Turn するとすぐに Hood Work。まずは Full Panel。おおむね出来てはいるが、教官から指摘されたのは次の通り。Climb では Vy となる Pitch を ATI で早く探るべき。確かに遅行する A/S を見て上下に揺らぐ傾向がある。Slow Flight では指定 A/S (50 kt) を下回らないようにすべき*1。いい加減に 45 kt くらいを維持していた。Power Off Stall では Recovery で元の高度に戻そうと Pitch Up しすぎ。

次に Partial Panel。こちらもおおむね出来てはいるが、教官から指摘されたのは次の通り。Slow Flight ではやはり Too Low A/S。そして Bank Scanning の頻度が低く、常に Heading が揺らいでいるとのこと。Partial Panel で Wing Level を維持するには高頻度で T/C (& Magnetic Compass) を Scan しなければならないのは自覚があった。Constant Speed Climb では、Pitch = VSI (Primary) & A/S (secondary)、Heading = T/C (Primary) & Magnetic Compass (Secondary) を高頻度で Scan する必要がある。Pitch 変化する Climb / Descent は Scan & Maneuver が忙しいこと。その手順は下記「重要ポイント」の通り。Power Off Stall では Throttle 操作が急激すぎる、(操作に忙しく Scan がおろそかになり) Heading Change が多い。Standard Rate Turn はおおむね OK だが、左旋回で高度が下がったため、ALT を Scanning Pattern に入れるべき。Constant Speed Descent は OK、ただ、自主的に Carburetor Icing をケアできればなおよし。

Hood を外して Guam Approach & Tower Contact。Proceeding to Pago Bay via Leo Palace, Inbound for Full Stop。Tower からは "Enter middle field of Right Downwind 6R due to another traffic approaching" と返ってくる。聞き取れているし、45°Intercept することはわかっているのだが、うっかり Enter Base と勘違いして RWY 6R に近づきすぎてしまう。教官に指摘されコース修正して Right Downwind Intercept。風上側 Downwind にいることを自覚し、今日こそは風に流され Overshoot することなく Approach すると心に誓った ... が、(忘れていたが) Right Downwind は難しい上に、No.1 Traffic B727 が Short Final にいるのを確認し、Caution to the Wake Turbulence するため Extend Downwind などやっていたら、ちょっとしたロスポジになってしまい、気づいたら RWY 6L に対してすら Overshoot に! やってしまった ... 教官にも「こ〜れはひどい」と言われる始末。

45°Intercept のように 6R Short Final に戻すも Too High & Too Close で、高度調整しているうちに Flap は 10°しか出せず Too Fast になり、長く滑空することになって「安全に降りられればもうどうでもいいや」と Touch Down Marking を 300-400 ft 超える。

Touch Down Marking を 100 ft 超えるなら Go Around する、くらいが Instrument-Rated Pilot とのこと。これはほぼ Short Field Landing (= Touch Down Marking + 50 ft) を目指すというということ。今日は Solo 経験前の同乗訓練生に彼らと同レベルの無様な Approach & Landing を見せてしまったが、模範となるべく精進せねばなるまい。

本日の重要ポイント

  • Full Panel
    • Climb /Descent は、適切な Pitch を早めに ATI (Primary) で探る、遅行指標の A/S (Secondary) で探らない
    • Slow Flight の Allowance は、A/S -0、Alt ± 100 ft
    • Power Off Stall は Recovery 開始高度を維持できればよい、元の高度へ戻そうと Pitch Uo すると Secondary Stall に入る
    • Stall Recovery では高度を維持 (上げない!) しつつ、Drag を減じるため早めに Flap Up する
  • Partial Panel
    • Partial Panel では頻度高く T/C Scan し Wing Level を維持しないと Heading が安定しない*2
    • Stall Recovery 時の Flap、Climb/Descent 時の Carb Heat, Mixture, Throttle、ATC Communication 時の Radio の操作等に意識がいくと Scan がおろそかになる
    • Constant Speed Climb では、Pitch を VSI (Primary) & A/S (Secondary) で、Heading を T/C (Primary) & Magnetic Compass(Secondary) でいずれも頻度高く確認する
    • Pitch が変わる Climb / Descent では、① RPM を決める、② VSI を決める、③ A/S を調整する、の順
    • Standard Rate Turn では、ALT 確認を Scan Pattern に組み込む
  • Throttle
    • 急操作を行わない、3 秒ほどかける
    • Below Green Arc では Carb Heat を入れる、Carburetor Icing は Silent Killer
    • 長時間 Below Green Arc にしない、30 秒 (?) に一度リセットする
  • Approach
    • Runway の位置を常に確認 (左回りは特に見失いがち)
    • A/S をきちんと落とす (速いと Ground Effect で滑空してしまう)

*1:Slow Flight の A/S Allowance は、-0 kt。下側は Zero Allowance。

*2:Heading を動かさない Bank Allowance が 2°くらいならば、5 秒に 1 回くらい T/C & Magnetic Compass Scan しないとおそらくダメ。Partial Panel で Heading 維持するのはかなり忙しい。