今週の授業について (10/24 〜 10/29)

月6 税務会計A (勝島敏明先生)

今週のテーマは、税制の歴史と法令慣用句。

次回までの課題が出る。

月7 戦略的思考とコミュニケーション (川本裕子先生)

今週のテーマは、MECE の続き。

のんびりとリラックスの時間のはずが2度も指名されプレゼンするハメに。川本先生に限らず最近愛されすぎ。

水6 国際会計トピックス (高橋健一先生)

今週のテーマは、Securities Act of 1933 Rule 144A。

次回までの課題が出る。

水7 応用コーポレート・ファイナンス (新井富雄先生)

今週のテーマは、課題の解説と成長機会の現在価値について。

前半はこの日締切の課題の解説。何人かからメールで質問を受けたので回答していたが、自分が1問間違う。後半は WACC と超過収益率から成長機会の現在価値について議論。

金6 ミクロ経済学の基礎 (蟻川靖浩先生)

今週のテーマは、課題の解説と凹関数・無差別曲線・ラグランジュ乗数法について。

課題とミクロ経済学の分析ツールである解析学についての解説。ほとんど聞かずにアセット・プライシングの課題 *1 をやる。

金7 事業再生 (田作朋雄先生)

今週のテーマは、財政学、アメリカの破産手続、産業再生機構

事業再生は事業価値創造であり、フィナンシャル・スキームではないということが産業再生機構の案件で示される。「卸業は付加価値がないので中抜きされてしかるべきか?」というテーマでは比較文化から考察し、メカニズム・デザインに示唆を与える。

「ヒトの行動原理はすべて合理性というインセンティブであり、一見不合理なものごとがそうあるのにはそうある隠れた理由がある」という主張には全く同意。だがそれは、事業転換 Innovation をめざして入社し、ネット・バブル熱に浮かされない伝統的事業 Traditional Business の底強さに気づくのに4〜5年もかかった自分の愚かさを思い起こさせるものでもある。

土3 アセット・プライシング (池田昌幸先生)

今週のテーマは、課題の解説と危険資産投資のMV分析。

解析学を道具として経済学から次々と示唆を引き出す興味深い授業なのだが、土曜昼過ぎは最も眠い時間帯。深追いできず、朦朧としながら概要だけ理解する。

土5 ベンチャーキャピタル・マネジメント (秦信行先生)

今週のテーマは、ベンチャーキャピタルの実際(実務家の講談)。

「立ち上げたばかりの会社 (胎児) は、通常の会社 (大人) の相似形ではない。 Incubation とは、相似形といえる存在 (子供) にまで育て上げることであるので、通常の会社とは必要とされることが全く異なる」、「VCが他のファンドと違うところは、経営支援をするところ。支援しなければ道を外れるかもしれないが、支援しすぎれば自立を阻害する。経営支援は子育てのようなもの」 ... なるほど。

*1:明日締切の課題ではなく来週末締切の課題。また来週も勉強会の講師をやることになるかも ...