今週の授業について (12/04 〜 12/09)

月6 法学演習 (渡辺裕泰先生)

今週のテーマは、プロジェクトレポート中間発表会。

論点を明確に挙げた以外ほとんど進捗していないプロジェクトレポート。方向性を明示したせいか、論点は一応 Acceptable なようで胸をなでおろす。

水6 ファイナンス課税 (渡辺裕泰先生)

今週のテーマは、保険。

保険とデリバティブの違い、ファイナイト保険など。リスクと事前事後の扱いは税務理論上きわめて難しい問題。

水7 企業財務報告上級 (川村義則先生)

臨時休講。

金6 マーケットメカニズムとトレーダー行動 (宇野淳先生)

今週のテーマは、債券相対取引ゲーム。

ホールにて債券相対取引のゲームを行う。価格ではなく金利となる取引ベース*1、決まるまでに時間がかかる相対取引、ポジションや売買方向がわかりやすいコンピュータ取引ではないこと、で難しさ3乗!

金7 M&A (新田喜男先生/古川英一先生)

今週のテーマは、企業評価の応用演習。

都合により下記講座を受講。

金7 クレジット・リスク・モデリング (森平爽一郎先生)

今週のテーマは、オプション・アプローチとロジット・モデル、デフォルト距離、回収率。

倒産率と回収率の相関から、確率・統計のワナ Zero Infrated Data *2 について触れる。オプション・アプローチは倒産しない会社を倒産すると判定する確率が高く、ロジット・モデルは倒産する会社を倒産しないと判定する確率が高いが、その理由は投資家の行動にある、とのこと。

監査論の Risk of Assessed Risk Too Low/High, Efficiency & Effectiveness を思い出す。数学において確率・統計はあまりおもしろくない分野であるが、社会科学では有益だと改めて思う。

*1:理論としては難しくないが、一刻を争うトレードにおいてはパニックになる。

*2:Survivors' Bias と同意義であろう。