今週の授業について(05/31 〜 06/06)

木6 数理ファイナンス (中里大輔先生)

Affine-Gaussian 金利モデル。

Jamshidian の公式など。アナロジーで進んでいるのか、式展開の論理が跳び跳びで全体として何を意味しているのか良くわからない。要復習。

木7 リアルオプション (川口有一郎先生/長谷川専先生/山口浩先生)

投資意思決定におけるリアルオプションの役割 (理論と実践)。

ROV で評価することの意義を説明するため、Real Option Valuation (ROV) と Discounted Cashflow (DCF) を比較する。債券評価法としての DCF に始まり、DCF のリスク資産評価への拡張として CAPM に触れ、Cash Inflow (投資) と Cash Outflow (効果) のリスク・プレミアムは本来異なるという点からリスク中立評価法へ発展する、ファイナンス理論体系の総復習。

うすうす気づいていたが、やはり DCF 評価法はファイナンスの生兵法である。先生の言うとおり、割引率を恣意的に設定してもっともらしい結果を得ることが可能である。リスク・プレミアムとは何か、金利とは何か、評価の場 (金利構造) を理解していなければファイナンスを理解したことにならないと考え直したことが、いま私がリカレント教育のリカレント *1 をしている理由でもある。

ただ、学んでから3年もたったためか CAPM が何の略か思い出せない *2 ほど頭が退化している自分に気づく ...

*1:本科生修了後の科目履修生。

*2:もちろん理論はしっかり理解している。