Private Pilot License Training - 7th Day, 7th Stay

Lesson XX

Wind 090 at 9。N9853L で 1.3 H の Solo Flight、4 Landings。

今日こそは First Solo Cross-Country の予定だったが、今日は夏っぽい雲がもくもくとした Cumuliform Air で視界が悪い上に、燃料庫の AVGAS が底をついたため、午後に回される。午後は少し雲が減ったが、東の海上に雲がもくもくとあり Cross-Country から帰ってくる 3 時間後には東風に流されて Guam 島を覆ってしまう可能性が高く、降りられないうちに日が暮れてしまうことが想定されたため、安全策をとってキャンセルした。この滞在で最低限の目標と思っていた目標は半分しか達成できないことになるが...天候次第なのでいかんともしがたい、という不可抗力には抗わない Pilot のメンタリティ *1 がわかるようになった。

代わりに Local Solo Flight。今日は Maneuver と Short-Field Landing を実施する。

Guam Departure がしきりに自機 (N9853L) を、少し後に出た N9551L と間違うため、"Are you calling 53L ? My call sign is N9853L, over Talofofo, passing 4,500" と教えて差し上げる。すると N9551L に出したと思っていた Squawk を訂正された。

Power-Off Stall, Power-On Stall を 2 回ずつ、Steep Turn を左右 1 回ずつ、Emergency、Turn Around a Point、とやって Pago Bay に戻る。Pago Bay で Tower Contact すると "Make 360°inbound" と言われたため、Read back し、従う。

Short-Field Landing をやるために 3 回 Left Traffic を廻る。最後は N9551L のすぐ後を Approach するが、Taxiway A にいる JAL B767 が "Ready for departure" と言うので、N9551L との Separation のためにちょっと遠めにした Base Turn 地点から Direct Approach にし、Full Flap に入れるのを遅らせる。すると後ろに United ATR が Approach してくる。Tower も忙しいため、早口で "Turn Left at D, Taxi 6L, Hold short of 6R at E" と指示してくるが、それも想定済み。Read Back して従う。Short of RW 6R at E には N9551L がいるため、2 機並んで Hold。ATR をやり過ごすと、Tower は JAL に "Line Up & Wait" と、N9551L に "No delay, Cross Runway 6R, Contact Ramp" と言う。N9853L は JAL が Take-Off した後だな〜なんて思っていると、すぐに "Follow 〜 (← 早口で聞き取れない), No Delay" と来た..."53L, No Delay" だけ Read Back し Throttle をふかして 51L のすぐ後を追いかける。

ほぼ同時に Take-Off し Landing した N9551L に乗っていた M 教官が Tower や Departure の ATC を聞いていて、ボトルネックであった Radio Communication のことを「うまくなったね〜」と褒める。確かに気負うことなく、気軽に乗れるようになったかな。

*1:Pilot は、どうにもならない外部要因に対しては仕事する意欲を 0% まで下げるが、機上の人となると一時にどれだけ仕事が集中し、それが自分の能力を超えようとも、言い訳せずすべてをこなす。一方、ビジネスマンは、効率化や平準化を考慮し、仕事を自分の能力の 80 - 100% になるように調整する。両者はメンタリティがかなり異なる。