水6 ファイナンス課税 (渡辺裕泰先生)
今週のテーマは、リース取引。
リースは法定耐用年数より長ければ Lessor の、短ければ Lessee の租税回避に使われる。リース会計変更 (オンバランス化) でリース取引償却費の Double Dipping ができなくなるとのこと。
法定耐用年数が長い日本においては Lessee に有利なリース取引があるのかもしれないが、それも昨今の税制改正 (固定資産の 100% 償却・法定耐用年数短縮化) によりアドバンテージがなくなるかもしれない。
水7 企業財務報告上級 (川村義則先生)
今週のテーマは、ヘッジ会計と年金会計。
キャッシュフローヘッジと公正価値ヘッジ。新株予約権付社債は、一括法を用いると権利行使時に償還差額が純資産直入で損益計算書に戻らず、区分法を用いると権利失効時に新株予約権が戻り益になる -- 業績・株価が低迷しているから失効するのに戻入益が出てしまう -- また USGAAP, IAS では資本主説なので戻入しないとのこと。
資本主説・企業主体説が背景にあって会計処理が異なるとは気づかず。どの学説に基づくかで結果が異なったり、考え方のプロセスは違えど結果が同じになったり、会計学は法学に似ていると改めて思う。