今週の授業について (11/27 〜 12/02)

水6 ファイナンス課税 (渡辺裕泰先生)

今週のテーマは、Debt と Equity の区分の相対化。

さまざまな種類債権・種類株式の登場で Debt と Equity が相対化する。形式基準の本邦では特に大きな課題になっているとのこと。トラッキング・ストックはコングロマリット・ディスカウントの回避策。

水7 企業財務報告上級 (川村義則先生)

今週のテーマは、年金会計 (続編) と税効果会計

SFAS 158 が話題に上がる。どうやらあれ*1から米国基準の年金会計は改正されたようだ。

金6 マーケットメカニズムとトレーダー行動 (宇野淳先生)

今週のテーマは、前回実習のレビュー。

損益成績は抜群によい。しかし、目立たぬ手口でという指令に忠実であったかは疑問。裏に売り勢力があり、買っても意外に値が上がらなかったので買い捲っても目立たないと思っていたが、成行注文で買い気配値/スプレッドを一人で取っていたことが後の分析で判明。

金7 M&A (新田喜男先生/古川英一先生)

今週のテーマは、企業価値経営。

企業価値経営と企業評価。コングロマリット・ディスカウントの非効率は3点。

  • 効率事業から非効率事業への資金流入の非効率性
  • 不透明性のディスカウント
  • 事業ポートフォリオが投資家の望む姿ではない

コングロマリット・ディスカウントは、現在の成果主義が引き起こしている企業内不平等の問題に類似する。個人単位で任務設定・成果測定しない表層だけの成果主義により、悪しき共産主義が復活している。働かないマネージャーをカバーするため優秀なメンバーが3倍働いても、その成果をプロジェクト単位で評価しては、働かないマネージャーが舌を出し、優秀なメンバーがデモチベートされて当然である。

*1:USCPA財務会計 FARE に合格したのは3年前。現業に関係ない年金会計の知識はアップデートしていない。