Lesson 3, Stage 1
同乗は O 教官。N9853L で 1.2 H の Flight。
Freq. 119.00 で ATIS を聴く。聴くポイントは、ATIS Code, 風向き、風速、Sea Level の気圧*1。ATIS Code と Sea Level の気圧は聴きとれるが、風向き、風速は聴きとれない。。。今回から Ramp Contact のみ無線交信も実演する。Freq. 121.60 で "Agana Ramp, N9853L, At ACI, 3 on board, 1 hour local*2" とやると "Contact Ground 121.9" と返ってくるので、"Contact Ground 121.9, 53L*3" と復唱する。Phonetic Code は特に訓練されることなく、黙っていると知っているものとして扱われた。航空特殊無線技士を受検しようとして少しだけトレーニングしたことがあるので、困りはしなかったが。
RW 6R から Take Off。訓練科目は Climbimg Turn, Descending Turn, Slow Flight。RW 6R から Take Off すると、たいてい、すぐ右旋回して Pago Bay に向かうか、左旋回して Apra Harbor に向かうので、いつも Climbing Turn の訓練をしていることになる。
Landing してまた Ramp Contact。"Agana Ramp, N9853L, Back on the Ground, Taxi Back to ACI" とやる。"Caution to the Line (気をつけて)" と返ってくるのだが、"Caution to the Line (気をつけるよ), 53L" と返すのもなんだかなぁと思って戸惑っていると、教官が "53L" とだけ返してくれた。何も返さないのはよくないらしい。(当たり前だが。)
Lesson 3 (2nd), Stage 1
同乗は O 教官。N9853L で 1.1 H の Flight。
訓練科目は Slow Flight, Power-Off Stall。Power-Off Stall は Power 不足で Air Speed が足りない中で起こる Stall で、降下中に迎角 AoA をとり過ぎるケースや Power 不足を Pitch で補おうとして AoA をとり過ぎるケースを想定して実施する訓練。Altitude が充分にあるなら怖くないが、1 回目は正しく Rudder 操作した Wing Level 調整も、緊張していたのか２回目は無意識に Yoke 操作したらしく、ダメだしされる。
Ground Lesson
Power-On Stall の予習とその他 Miscellaneous Items。
ATC で間違った場合は "Correction*4" と言って訂正する。RW 6R から Take Off すると正面に白い Wheather Ball が見えるので、これに向かってまっすぐに飛行する。RW 6R から Take Off するとたいてい右から風を受け、左に流されるので、Wind Correction Angle を右にとる、要するに Crab する。
本日の重要ポイント
- Throttle まとめ
| Action | Down to | Maintain ALT & A/S | Up to | ||
|---|---|---|---|---|---|
| Climb | --- | --- | Full = 2,400 rpm = 75 kts | ||
| Level Flight | 2,000 rpm = 75 kts | 2,300 rpm = 90 kts | Full = 2,600 rpm = 105 kts | ||
| Slow Flight | 1,600 rpm | 2,100 rpm = 40 kts | --- | ||
| Descent | 1,900 rpm | --- | --- |
- Power-Off Stall
- Cab Heat On & Throttle Down Gradually to 1,600 rpm
- Pitch Up to Maintain ALT
- Flap Full Down (A/S below 85 kts)
- Maintain Pitch
- Throttle Down to Idle (when A/S reaches 55 〜 60 kts)
- Pitch Up (at Adequate Constant Rate) to Stall Attitude of 20°
- Recovery from Power-Off Stall
- Reduce AoA to Horizon / Set Pitch to Neutral
- Cab Heat Off & Throttle Up to Full
- Use Rudder to Maintain Wing Level
- 操作のコツ
- Take Off : 55 kts で Nose Gear を浮かせてウィリーさせる感じ。引き起こさずにそのままの姿勢で堪える。
- Throttle : Power Up は速やかに、Power Down はゆっくりと。
- Stall : 一定のレートで Yoke を引いていき、Stall する瞬間に最後のひと引きをする。
- Traffic Pattern Altitude = Airport ALT + 1,000 ft, Guam の場合は 1,300 ft
*1:気圧の単位は Mercury Inch。１気圧 = 29.92 Mercury Inch。
*2:ATC は原則として、1. 通話相手への呼びかけ, 2. 自機, 3. 自機の場所・状態, 4. 意図・リクエスト の順で発話する。この例では「Agana Ramp へ、N9853L より、ACI (Hangar) 前にいます、乗員 3 名、1 時間の local flight をリクエストします」という意味。英数字は Phonetic Code で発話する。N9853L = November Niner-Ait-Fife-Tree Lima。ACI Hangar 隣の Continental Hangar 前にはたいてい２機の B737-800 が沖止めされている。
*3:復唱の場合は、発話者が誰かを最後に告げる。
*4:なぜ "Correct" ではないのかとしばらく考えた結果、"Correct" だと "You're right (その通り)" という意味になってしまうと想像する。
