今週の授業について (5/23 〜 5/28)

月6 証券取引法 (岸田雅雄先生)

今週のテーマは、証券業, 証券会社。

月7 租税法 (渡辺裕泰先生)

今週のテーマは、所得税の所得区分(給与所得控除, 退職所得 〜 雑所得)。

相続財産の譲渡所得計算(取得価額)は日・米・シャウプ勧告で異なる。米国の Step-up Basis には触れるものの、Dual Basis は触れられず。

水6 インベストメント・バンキング (村山正和先生ほか)

今週のテーマは、金融リスクマネジメントと Basel II。

金融業界ではないのに少しだけなじみのあるテーマ。Basel II の基礎は監査論のそれと同じ COSO リスク・モデル。思えば、友人の友人たちと勉強会を開き Basel II を教えてもらったことがきっかけのひとつとなって今 NFS にいる。とても感慨深い。

水7 国際取引課税 (渡辺裕泰先生)

今週のテーマは、源泉徴収と直接外国税額控除制度。

ひととおり基本をおさえたところで、ところどころ租税回避スキームが現れる。外国税額控除は試験に出しやすそうなので、ひととおり計算できるようになっておく必要あり。「x % ○○ ml と y % △△ ml の食塩水を混ぜると何 % になるか?」という食塩水算によく似ている。図で考えれば理解しやすい。

金6 証券化 (川口有一郎先生ほか)

先週の課題を解くために本を2冊買う。参考になる記述はないが、キーワードを2つ拾う。悩むこと3時間。金融や不動産の知識がない分、会計知識をフルに活かしてどうにか課題をしあげる。関わりのない分野のためすべてを想像からひねり出したが、それらしい答えになっている。まったくの見当外れかもしれないが。

今週のテーマは、課題の振り返り、事業再生と証券化。しかし反言と遅刻を一言も詫びないA先生に不信が募り、驚くほど何も耳に入らない。クレジット・リスクがどうとか言っているが、別の意味で「人として最も大事な資産は信用である」ということを身をもって教えてくれている。

金7 ミクロ経済学 (蟻川靖浩先生)

今週のテーマは、無限繰返しゲーム。

主観的割引率は将来リスクの感応度といえる。日本人が欧米人に較べ主観的割引率が低いのは、単なる行動習性などではなく、潜在意識に輪廻転生があるからだと思う。人生の終わりが世界の終わりと考えるキリスト教的価値観と来世を信じる仏教的価値観では主観的割引率も無限繰返しゲームの結論も異なるのは当然。Heuristic で最強と目されている Tit for Tat 戦略はイスラム教の「目には目を」。合理の情報科学と非合理に見える宗教は一見対極にあるが、根拠が理論か経験則かの違いで、最適戦略を教えることには違いがないかもしれない。情報科学が世界を分断する宗教の大統一理論となる日が来る!?

土3 ファイナンスの基礎 (野口悠紀雄先生)

今週のテーマは、オプション価格理論, 確率的割引ファクター SDF, 完備/不完備市場。

確率的割引ファクターは、オプションの価格付けツールであるだけではなく、完備/不完備を定義する情報量理論でもあり、非常に示唆に富む理論である。この授業では最後尾の席に座っていると必ず指名される。初回からいままで毎回意見している気がする。

土4 エクイティ・インベストメント (米澤康博先生)

今週のテーマは、裁定価格理論 APT (の導入)。

最近ずっと数式の羅列ばかりなので皆きっと飽き飽きしている。質問の内容もレベルが高くない。もう少し全体を俯瞰してエッセンスを教える意味論をやってもらいたいものだ。

土6 法学補講

気力・体力の限界につき欠席。レポート3つと仕事のピークが重なったので ... 最近気づいた NFS に通うのに必要なもの: 1に体力、2に気力、3・4がなくて、5に知力 ...

[不定期聴講] 監査論A (勝島敏明先生)

先週の課題は月曜日に提出。課題のテーマであった内部統制と Sarbanes-Oxley Act of 2002 は今後の仕事のテーマになりそうなので NFS やその他の場で積極的に情報収集しようと思う。しかし仕事の都合により今週の講義は欠席。