今週の授業について (01/22 〜 01/27)

水6 ファイナンス課税 (渡辺裕泰先生)

終了。

水7 企業財務報告上級 (川村義則先生)

最終講(補講)。今週のテーマは、ストックオプション

ストックオプション会計の肝は、時価評価した取得原価を期間配分することであって完全時価会計ではないとのこと。

ストックオプションの効果が期待できる企業は事業の不確実性が高いのであるから、常に時価評価しないと適正費用計上という本来の意義を損なうのではないかと思う。結局、付与時 (事前) と権利確定時 (事後) の思想が入り混じり、整合性を感じない。Intrinsic Method 廃止のために APB 25 が廃止されたと思っていたが、Fair Value Method 強制のために SFAS 123 が Revise されたと知る。

金6 マーケットメカニズムとトレーダー行動 (宇野淳先生)

最終講(補講)。今週のテーマは、M&A総合演習。

保険会社3社の合併に伴う取引。アクティブ・ファンドの役回りとなり、開始時点:フルインベスト→終了時点:フルインベストが課せられているので、嫌いなポジション・トレードをせざるをえない。抜け目なく適切な時期にキャッシュポジションを大きくとったり、合併比率変更に伴う裁定などをとったり、意外にも途中まではシナリオの読みが当たってかなりの利益を実現させる。ところが最後のフルインベストに戻す際に暴落銘柄にティルトしてしまいとんでもない評価損に (明らかにアクティブトレーダーは他のロールプレイヤーに比べて情報が提供されていなかった)。だからポジション・トレードは嫌いである。

金7 M&A (新田喜男先生/古川英一先生)

終了。

金7 クレジット・リスク・モデリング (森平爽一郎先生)

最終講(補講)。今週のテーマは、格付モデリングと格付スプレッド分析。

米国はキャッシュフロー、日本は売上が格付根拠の主軸になっているとのこと。

売上による格付では、収益費用構造の影響を受ける上に回収リスクを織り込まないので、ノイズが大きくなるのではないかと思う。